近年、スマートフォンの進化によりスマホ撮影でも十分なクオリティーが撮れるようになっているのが現状です。
只、会社のH PやS N Sに自社の商品を載せるにあたり、よりクオリティが高く、プロレベルで撮影をしたい方もいると思います。
会社の広報担当の方、商品のP R担当の方、自営業の方、自信の単価の高い商品であれば見せ方は尚重要です。
そんな方々向けに、プロのフォトグラファーがオススメする機材を予算や撮影用途別に紹介していきます。
予算
商品撮影が出来るカメラの価格は5万以上〜が相場です。
他にもレンズや照明、小道具等を揃えるとなると7〜100万程はかかります。
何事においても当てはまることだと思いますが、どの程度のクオリティを求めるかにより機材の質と予算が変わってきます。
予算感とレベル感を照らし合わせ色々な組み合わせを検討してみてはいかがでしょうか?
おすすめカメラ3選
今回オススメする3つのカメラはSonyから紹介します。
では、なぜSonyなのか?
現在では、一眼レフカメラよりミラーレス一一眼という種類が主流になりつつあります。
そして今後もミラーレス一眼が主流になっていくでしょう。
そんな中、Sonyは他の会社と違いミラーレスカメラに特化し開発を進めているからです。他のカメラ会社も近年ミラーレスに力を入れていますが、Sonyがミラーレスカメラ界ではトップになります。
では、ミラーレスカメラと一眼レフの違いについて説明させて頂きます。
カメラの重さが、一眼レフの方が重く、機動力や持ち運びについてミラーレスの方が便利です。
ですが、ミラーレスカメラは近年で主流になりつつあるカメラという事でレンズの少なさに懸念があります。ただしこれは、時間が解決するでしょう。
ご存知の通り、現在は動画での情報発信も主流になっている為、ハイクオリティの動画撮影もできるミラーレス一眼は今後も重宝されていきます。
また、Sonyのカメラを使っているクリエイターが多く、S N Sやウェブ上でも情報が沢山あるのも一つの強みです。
Sonyはカメラ、レンズの種類共に数が豊富にあり選択肢も多様です。
そんなSonyのカメラからレベル、金額別で紹介していきたいと思います。
sonyDSC-WX500
型番 DSCWX500BC
発売日 | 2018年 6月 |
重さ | 236g |
センサーサイズ | 1/2.3型CMOS |
画素数 | 1820万画素 |
強み | コストパフォーマンス、レンズ備え付け、小型軽量 |
弱み | レンズを変えられない。 |
こちらのカメラは初心者の方にオススメです。
レンズが備え付けの為、カメラ本体の価格のみで写真を撮る状態のカメラになります。
カメラ機材は高いものが多いですが、五万円前後カメラの中でも値段は比較的安いです。
光学30倍ズームを搭載している為、遠方の被写体も捉える事が可能です。
また、自撮り時に便利な180度可動式モニターもある為Youtube等の撮影にも向いてます。
ただ、表現方法に選択肢が増えて来た時に困ってしまいます。
理由は、レンズを変えられないという点です。
またボディが小さく、グリップが弱いところが懸念です。
金額や、使用難易度において、カメラを全く触ったことのない方は、まずはこちらのカメラで慣れていくのがオススメになります。
sony α6400
型番 ILCE-6400YB
発売日 | 2019年 2月 |
重さ | 359g |
センサーサイズ | APS-C |
画素数 | 2500万画素 |
強み | AF性能 |
弱み | 手ぶれ補正機能なし |
中級機のモデルになります。カメラを使ったことがある方から、初心者の方にオススメです。
このカメラは、Sonyの強みでもあるオートフォーカス機能に強みがあります。
上位機種のオートフォーカス性能が搭載されており、ピントの精度は抜群です。
チルト式液晶モニター搭載の為、DSC-WX500同様で自撮りやYoutube撮影にも向いています。
そして、センサーサイズがAPS-Cの為、35mmフルサイズに比べると暗いところにも強いです。(ノイズが出にくい)
このカメラは動画機としても使用可能です。本体の重量が動画機の中で最も軽く、操作がしやすいからです。ただ、カメラ本体に手ぶれ補正機能が無いとこが懸念点です。
APS-Cの機種にはなりますが、上位機種が使っているレンズを使える為、
後に上位機種の購入を検討している方であれば、ボディの買い替えのみで良いところがオススメポイントです。
後に、上位機種を買った際のサブ機としても使用可能になります。
sonyα7Ⅲ
型番 ILCE-7M3
発売日 | 2018年3月 |
重さ | 565g |
センサーサイズ | 35mmフルサイズ |
画素数 | 2420万画素 |
強み | 4K30P動画撮影も可能、手ぶれ補正 |
弱み | 金額 中古で買うのも一つの手段。 |
写真、動画どちらもハイクオリティでの撮影が可能です。
プロの現場でも使われている事が多いです。(写真、動画)
後々、良いカメラを買う方はこのカメラを一番最初に買えば買い足す必要がないと思います。カメラを使ったことの無い方は操作に慣れるのと、カメラ本体の性能を思う存分引き出すのに少し慣れが必要かと思います。
私自身も2年以上使用しましたが、写真、動画撮影において満足のいくクオリティで使用する事ができ現在もサブ機として使用しています。
おすすめレンズ3選
続いて、カメラに付けるレンズについても紹介していきます。
カメラ本体も写真撮影において大事ではありますが、レンズにより更にクオリティの幅が変わってきます。
レンズも種類が沢山あり、特徴がそれぞれあるので順番に紹介していきます。
ズームレンズ24-70mm
(https://amzn.to/3V5LjMi) 型番 SELP18105G
(https://amzn.to/3U237Xm) 型番 SEL2470GM2
おそらく皆さんが想像するレンズがこちらです。
強み:被写体までの距離を決められた距離内でアップしたり引いたり出来ます。
カメラを触った事のない初心者の方にはとても使いやすいレンズです。
弱み:単焦点レンズに比べるとF値が高くなってしまう。(ボケが出ずらくなる。明るさ暗くなります。)
レンズは種類が多い為、迷ったらコレを選ぶのが無難です。
一本あれば、ある程度の撮影が可能になるからです。
ほとんどのシチュエーションで撮影可能で
商品撮影であれば、商品を動かせない状態にある時に使用しやすいです。
単焦点レンズ50mm
(https://amzn.to/3ECyvpo) 型番 SEL50F18F
(https://amzn.to/3VlG7DM )GMレンズ 型番SEL50F12GM
先ほど紹介したズームレンズとは違い、焦点距離が決まっているレンズです。
こちらのレンズは、写真の写りがなんと言っても抜群に良いです。
スマホとの違いを感じ易く、最初からカメラで撮る写真のクオリティの高さを表現しやすいです。
また、人間が普段見ている焦点距離が50mmと言われている点で、単焦点レンズの中でも一番使いやすいレンズになります。
強み:描写、ボケ、明るさ、価格が安いものがあります。
弱み:自分が移動しないといけない点です。距離感に慣れるのに時間がかかります。(狭い空間での撮影だと使いづらい、遠くのものを撮りづらい。)
シャッターを切る前に、距離を考えたり、構図を考えたりする時間がズームレンズに比べると必然と長くなる為、写真が上手くなるレンズとも言われています。
被写体も撮る側も動ける状態であれば、こちらがオススメです。
焦点距離が決まっている為、たくさんの物を順番に撮影しなければいけない時に、三脚やテープを使えば、安定して同じ大きさの写真を撮り続ける事が出来ます。
マクロレンズ90mm
(https://amzn.to/3EYS5h9)型番 SEL90M28G
強み;近くまで寄れる(被写体が細かい時に有効的)、ボケ、解像度が高い
弱み;手ぶれ・ピントずれ、フォーカスに時間がかかる。
マクロレンズは玄人向けである為、最初の一本を買う時には向いていないと思います。
基本的には、2、3本目に買う事が多いです。
小さいものを取るにはコレです。(虫や、指輪、被写体の表面、顔のパーツの一部など)
標準レンズでは、表現しずらい、細かい部分の表現が可能。
その他必要機材
カメラ以外にも、商品撮影をする際に必要になるものが複数あります。
その中でも、最低限必要な3つを紹介していきます。
三脚
商品撮影の際、三脚があると便利です。
三脚を使うことにより、構図を固定することが出来ます。
何枚も違う商品を同じ角度や条件で撮影する際は必須のアイテムになります。
また、シャッタースピードを落とす(明るくしたい)時にブレを防止する役割も持っています。
カメラやレンズの重さを把握し、その荷重に耐えれる三脚を選ぶのがポイントです。
室内で撮影するようであればカーボンなどの軽い素材のものが軽くて、使いやすい為おすすめになります。ロケ撮影(外での撮影)においては風などで飛ばされないようにある程度重さがあるものの方が安心感はあります。
せっかく高いお金を払い買ったカメラやレンズが壊れてしまっては残念ですからね。
三脚は機材の中でも軽視しがちですが、カメラを乗せる土台となるものなので慎重に選ぶことをオススメします。
照明器具
光は写真を撮るにあたり、一番と言って良いほど大切です。
光がない真っ暗な状況では、当たり前ですが何も映りません。
逆に、光を上手くことにより被写体をどのように写すか、伝えるかをコントロールする事が可能です。
明るければ、明るい程良いというわけでも無く、写真を見る人にどのように伝えたいかにより、光量、光の角度、光の色を選んでいく事が大切です。
まずは、被写体をどのように見せたいかを決め、そこから照明器具を選びましょう。また、商品撮影において、自然光で撮影した方が魅力的に写ることもありますが、天気次第で自然光撮影ができない場合、撮影商品が多く長い時間撮影となると、照明器具を組んで撮影をした方が安定した写真を撮り続けることが出来ます。
背景紙
背景紙は商品の詳細(形、色)を伝えやすくするアイテムです。
背景紙があれば、余計なものが写り込むことを避ける事が出来ます。
また、撮影したものをHPやSNSでアップしていく際に統一感も出るので商品撮影という目的においてはとても大切なものになります。
背景紙は、単色の物はもちろん、柄が入ったものなどシーンによって様々なものがあるので目的に合った背景紙を選ぶのも写真のクオリティをあげる一つのポイントになります。
まとめ
クオリティを求めれば求めるほど必然的に機材への予算がかかりますね。
一度揃えれば、機材はある程度長くは使えるので先行投資だと思い、思い切って良いものを買うことをオススメします。
また、基本的な商品撮影では物足りなくもっとクリエイティブに商品を見せたい方々の為にプロがいますので時間とアイディアが足らない方は、プロに頼むことをオススメします。
そして、今回は動画も撮れる機材をオススメしました。
皆さんもご存じのように、SNSを中心に動画でのコンテンツが主流になってきている為、写真を撮ることだけでなく動画撮影を見越した機材選びをしてみてはいかがでしょうか?
また、近年ではカメラはレンタルも出来るようになってきています。
月額で払うサブスク性の内容や、単発でのレンタルなど色々ありますのでぜひそちらも調べて見てください。