下は、「Instagramマーケティングの重要性と成功に向けた8つのポイント」について述べた記事です。Instagramは、ビジネスにとって重要なプラットフォームとなっており、その効果的な活用がビジネス成功につながる可能性があります。この記事では、Instagramマーケティングにおける8つのポイントを紹介します。
コンテンツマーケティングとは?
コンテンツで顧客に価値を提供しながら信頼度を高めた上で、購買へ繋げていくマーケティング手法です。マーケティング方法が多種多様になってきた今日この頃、コンテンツマーケティングも選択肢の1つとして挙げられます。
本記事ではコンテンツマーケティングのメリットとデメリット、そしてコツを解説していくので、ご参考にしてみてください。
インスタグラムでのコンテンツマーケティングとは?
さて、インスタグラムでのコンテンツマーケティングについて考えていきます。
インスタグラムのコンテンツは以下の通りです。
- 画像
- 動画
- ストーリーズ
- Live配信機能
画像によって自社の世界観を認知してもらうことで、顧客の心を惹きつけます。動画は、音声と映像が使われるため、情報提供をする上で印象に強く残りやすい点が魅力といえます。
そしてストーリーズは、1つ1つの画像や動画が3秒で切り替わるので、効率良く価値提供ができるシステムです。さらにLive配信機能では、顧客からのコメントを通してコミュニケーションを行えたり、配信者と実際に関われるところがメリット。
このようにインスタグラムにおけるコンテンツの種類は多岐にわたるので、様々なコンテンツを試みて顧客の心を掴んじゃいましょう。
オウンドメディアとその違い
オウンドメディア (Owned Media)の意味は自社で所有するメディア のことです。
ちなみにOwned Mediaを日本語にすると以下になります。
- Owned(所有)
- Mediaは「情報伝達を媒介する媒体」という意味で使用される
つまり、オウンドメディアとは、ホームページや自社が持っているブログまたはSNSになるでしょう。
結論、コンテンツマーケティングは価値ある情報を顧客に伝える手段で、オウンドメディアは自社を認知してもらうための方法です。
コンテンツマーケティングのメリット3つ
次に、コンテンツマーケティング活用のメリットを解説していきます。
低コストで認知拡大できる
インスタグラムは自社アカウント開設の初期費用が0円です。オウンドメディアを立ち上げるときは費用がかかりますが(約100〜300万円)、インスタグラムのコンテンツは0円です。
最低限のコストで自社の認知度を拡大可能だとすると、インスタグラムは企業にとって優れたコンテンツマーケティングになるでしょう。
顧客ロイヤリティを高められる
はじめに顧客ロイヤリティとは、企業に対する顧客からの信頼や愛着を意味します。ロイヤリティは英語でLoyaltyと記載し、意味は「忠実、誠実、愛着」。簡単にまとめると忠誠心です。
インスタグラムでのコンテンツマーケティングは、顧客にとって価値あるコンテンツを発信して、自社のファン化を目指すことになります。
顧客ロイヤリティを向上させるために、コンテンツマーケティングへ力を入れてみてはいかがでしょうか。
コンテンツを資産にできる
たとえば広告だと一時的なものですが、コンテンツは自社の資産になります。そして、コンテンツが資産になると、偶然通りかかったユーザーにも自社へ興味関心を持ってもらえる可能性があります。
顧客の心を掴み、これから自社のファンになるかもしれない見込み客にもアプローチができるコンテンツマーケティング。企業にとっては認知拡大そして業績向上のために、これからの時代では必要な手段といえるでしょう。
コンテンツマーケティングのデメリット3つ
より良いコンテンツマーケティングするために、デメリットも把握しておきましょう
効果が出るまでに時間がかかる
時間をかけてコンテンツを作ったとしても、効果を実感できるまでに時間がかかります。最低でも1年ほど見ておくと、心に余裕を持ちながらコンテンツマーケティングを継続できるでしょう。
インスタグラムのコンテンツマーケティングの場合、始める敷居が低いので、思い立ったらすぐに行動できます。また、効果が出るまでに時間がかかると分かったなら、早い段階から計画を練り始めるといいでしょう。
継続してコンテンツを作る必要がある
コンテンツは1度作ったら終わり!ではありません。コンテンツ作りを、継続しながら定期的に行うことが大切です。顧客の信頼度を上げるためには、顧客に価値あるコンテンツを日々発信することがマーケティングにおいて最善になるからです。
「日々発信」を具体的な数字で表すと、中長期的(3〜5年)な戦略を立てて、コンテンツ作りをしましょう。そのためには従業員を雇用したり、コンテンツ制作のための資金保持も視野に入れた上での、コンテンツマーケティング推進をおすすめします。
必ず成果が得られるとは限らない
コンテンツマーケティングを中長期的に続けたとして、成果を必ず実感できるとは限りません。自社がコンテンツ作りに熱を入れて取り組んでも、思うように集客できないこともあります。
そのため、戦略を考えるときは「上手くいかなった場合は、こうしよう」と、先を見据えたプランを立てることをおすすめします。様々な視点からの計画を考えておくと、1つの戦略が上手くいかなくてもダメージが少なく、次に進みやすいと考えられるでしょう。
コンテンツマーケティングの8つのコツ
では、インスタグラムにおけるコンテンツマーケティングのコツを解説します。
最終的な着地点を明確にする
まずは、最終的な着地点を明確にしましょう。インスタグラムのコンテンツマーケティングは、ブランドの認知度と顧客からの信頼度を上げることです。
そのためには、顧客に価値を提供し、顧客ロイヤルティ(顧客からの信頼)を上げたうえで最終的な着地点はどこなのか明確にする必要があります。
着地点、いわゆるゴールを設定しておくと、コンテンツマーケティングの戦略を考えやすいでしょう。
ターゲットを明確にする
インスタグラムのコンテンツマーケティングで1番大切だと言っても過言ではないのが、ターゲットの明確化です。というのもターゲットを定めないと、コンテンツを作成する中で、軸がブレて中途半端な仕上がりになる可能性があるからです。
中長期といったら3〜5年になります。つまりターゲット選定が曖昧だと、どのような計画を立てたらいいか分からくなります。自社がアプローチしたいターゲットをきちんと決めて、ターゲットに届くようなコンテンツを作っていきましょう。
顧客が欲しがっている情報を提供する
自社の顧客にとって需要がある情報を提供することが最も大切です。もし、あなたのお気に入りである企業が有益情報を定期的に発信してくれたら、信頼度が高まり、購買への想いにも繋がるでしょう。
反対に、有益情報がなく、つまらない情報を流すようになったら「この会社のコンテンツは見ないでおこう」と考え始めるはずです。
顧客の想いに寄り添い、さらには顧客の立場になることで、自社からどのような情報を提供したらいいのか見えてきます。インスタグラムでのコンテンツマーケティングは中長期的な戦略になるため、顧客の視点で考えながら物事を推進することが重要です。
世界観の統一
自社の世界観は、どのような所を目指していますか?お洒落系?素朴系?それともクール系でしょうか。飲食店、ファッション業界、雑貨屋、大学、化粧品メーカーなど、どのような企業でも世界観を統一しています。
テキストや画像のルールを決めておくと自社独自の世界観になり、顧客を魅了できるでしょう。
SNSで拡散
定めたターゲットへ、自社コンテンツが届くようにSNSで拡散させることが、コンテンツマーケティングにおいて大切です。そのため、定期的にコンテンツを作ったとして、SNSでの拡散に力を入れることをおすすめします。
予算に余裕があれば、広告やプレスリリース配信サービスを利用してみるのも手段のひとつとして選択肢に入れておくといいでしょう。
ちなみにプレスリリースとは報道機関に向けて、情報を「提供・告知・発表」することです。
そして、プレスリリースを受け取ったメディア側は「新聞・TV・雑誌」などで取り上げ、拡散します。
効果を測定する
コンテンツマーケティングをする上で、以下の設定をするといいでしょう。
KGI(Key Goal Indicator) | |
重要目標達成指標 | 企業が目指している最終的な数値目標 |
KPI(Key Performance Indicator) | |
重要業績評価指標 | ゴールまでの進捗具合を確認するための指標 |
上記2つについて簡単な例えを挙げてみます。
KGIだと、3年後に利益額5000万円を達成する、などです。
KPIは、アポイント件数、成約率、リピート率などになります。
このように具体的な設定をすることで、コンテンツマーケティングをした先にある目標が見えやすくなるでしょう。
コンテンツ提供を長期的に継続する
インスタグラムのコンテンツは、画像・動画・Live配信などになります。顧客にとって役立つ情報や、見ているだけで楽しめる動画の発信を長期的に継続していきましょう。継続することで、どんなコンテンツが伸びて(需要がある)、どんなコンテンツに反応が良くないか分かります。
「継続は力なり」という言葉があるように、コンテンツマーケティングを日々努めていくと企業の認知度向上に期待できるでしょう。
PDCAサイクルを回す
PDCAとは、Plan(計画) Do(実行) Chech(評価)Action(改善)です。インスタグラムのコンテンツマーケティングを効果的にしたいなら、PDCAは必須になります。
そのため、今できる最善を尽くしながらコンテンツを制作したら、顧客へ発信してみることが大切です。とにかくコンテンツを発信してみないと、ユーザーからの評価も分からないし、改善もできません。
コンテンツマーケティングの事例
インスタグラムのコンテンツマーケティングで、信頼度を高めながら購買へ繋げている事例を2つご紹介します。
GRL(グレイル)
女性向け洋服通販サイトのグレイル。売り切れ続出の人気ブランドになります。
フォロワー数は、なんと128.8万人(2023年1月時点)。恐るべし支持率ですね。
そして、グレイルではUGCが活用されています。
UGCとは「User Generated Contents」の略で、ユーザーによって作られたコンテンツのことです。
グレイルでは、自社の商品を実際に着たユーザーが投稿しているコンテンツ(UGC)を、グレイルの自社アカウントで紹介しています。
そこでUGCのメリットは、以下の2点です。
- 商品の日常感が伝えられる
- 消費者は、洋服の使用イメージがしやすい
上記にある「商品の日常感」「洋服の使用イメージ」の投稿は、ユーザーにとって商品への興味関心を高められるコンテンツです。
サイトを見たユーザーは商品購入後の未来をイメージできるため、購買率が高くなるでしょう。
ロクシタン
ロクシタンは植物原料を基本ベースに取り入れている、コスメティックブランドです。
フォロワーの数は18.1万人(2023年1月時点)にもなることから、人気のブランドだと伺えますね。
そんなロクシタンの人気が飛躍している理由としては、以下の利用が上げられます。
- リールの活用
- インスタライブの配信
リールについて簡単に解説すると、インスタグラムに備え付けられている縦長動画機能です。ちなみに動画の最長時間は90秒になります。
このような動画機能を駆使してユーザー参加型の企画や自社商品の紹介をすることで、インスタグラムを楽しく見てもらえると考えられるでしょう。さらにはインスタライブで商品紹介をしているため、信頼度の向上や購買促進にも繋がります。
まとめ
最後に、インスタグラムでのコンテンツマーケティングのコツは以下の通りです。
- 最終的な着地点を決める
- ターゲットを明確にする
- ペルソナが欲しがっている情報を提供する
- 世界観の統一
- SNSで拡散
- 効果を測定する
- コンテンツ提供を長期的に継続する
- PDCAサイクルを回す
上記8つの実践でインスタグラムとコンテンツマーケティングへの理解を深めて、自社のコンテンツ作成に努めてみてくださいね。
自社の認知と信頼が高まり、これからさらに企業が拡大していきますように、ご健闘を祈っています!